福井の織物工場がつくる
オリジナルリボンブランド
・レピヤンリボンのofficial brand site
第4回レピヤンリボンアワード
2025年5月28日
第4回レピヤンリボンアワード
【優秀賞】
~鳥さんはばたきジャケット✨~
第四回レピヤンリボンアワード、テーマ「まとうリボン」の金賞は……
\\鳥さんはばたきジャケットです!!//
生地の色柄とリボンとの組み合わせが見事で、まずこの相性の良さに気づいたこと自体が奇跡的です。そしてそれは偶然ではなく、まさに実力の証でもあります。
この作品には1つのリボンで、3種類の使い方がされていて、それぞれに異なるアプローチがなされています。どれもまるで教科書のように、リボンの魅力を最大限に引き出しているのが印象的です。
まずひとつめは、定番的な使い方ながら、左右のポケットでリボンの表裏を使い分けるという遊び心が加えられています。
ふたつめは、リボンを袖をたくし上げる(プッシュアップ)ためのテープとして活用し、その機能性をそのままデザインに昇華させた手法。縫い付けないことで動きが出て、服自体のデザインのアクセントにもなっています。
そして三つ目は、裾部分に縫い付けられたリボン。ぱっと見はぐるりと一周縫い付けられているようですが、実はリバーシブルリボンの特性と柄を活かし、鳥たちが中央で出会うようなストーリーのあるデザインに仕上げられているのです。
そして何より、この作品に使用された生地「Habataki(はばたき)」の魅力も忘れてはなりません。@ibamoto_honten(リンクはこちら)さんによるこのテキスタイルは、本当に素晴らしいものです。
少し専門的な話になりますが、この生地は、レピヤンリボンと同じく「ジャカード織機」で織られています。ジャカードとは、1801年にフランス・リヨンで発明された織機の機構で、複雑な柄を織り出すことができます。さらにこの生地には、「カットジャカード」という技術が用いられており、織り上げた後に、意図的に浮かされた糸をカットすることで、鳥の羽の風合いを繊細に表現しています。
また、裾に使用されている鳥柄のリボンは、定番品ではなく、2025年1月に東京・町田パリオで開催された「布博 in 東京 vol.15」(リンクはこちら)の会場限定で販売されたものです(Instagramリンクはこちら)。このような限定アイテムとテキスタイルを組み合わせるセンスと出会い力には、ただただ感服いたしました。
テーマへの理解と表現力、リボンの使い方の巧みさ、機能性とデザイン性を両立させた完成度の高さ、どれをとっても申し分のない、素晴らしい作品でした。
このたび、第四回レピヤンリボンアワードの金賞に選出させていただきましたこと、心よりお祝い申し上げます。
本当におめでとうございます!
そして、素敵な作品をご応募いただき、誠にありがとうございました。
P.S.
大切に作られたお洋服を、ちょうど着たい季節に私たちがお預かりしてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。これよりご返却させていただきますので、ぜひこの素敵なお洋服をお楽しみくださいませ♪
【レピヤンリボン賞②】第4回レピヤンリボンアワード
【レピヤンリボン賞③】第4回レピヤンリボンアワード
【ようこさん賞】~ヨーヨーパッチのつけ襟~ 第4回レピヤンリボンアワード
【ようこさん賞】~リボンでまとう イルカでまとうTシャツ~ 第4回レピヤンリボンアワード
【ディレクター賞】~いつもいっしょ~ 第4回レピヤンリボンアワード
【工場長賞】~この春小学生になる女の子のブラウス~ 第4回レピヤンリボンアワード
【工場長賞】~ワクワークパンツ~ 第4回レピヤンリボンアワード
【銀賞】~キウイ・サンデー/フラワー・ガーデン/春を呼ぶことり~ 第4回レピヤンリボンアワード~
【銀賞】~蒲公英下駄~ 第4回レピヤンリボンアワード~
【金賞】~鳥さんはばたきジャケット✨~ 第4回レピヤンリボンアワード~
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