福井の織物工場がつくる
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工場長のノート
2021年5月25日
こんにちは、工場長です。
どうしてこうも工場長ノートの更新をサボってしまうのか、そんな自分がイヤになる5月です^^;
(すみません。。。)
早速ですがみなさん、リサイクルコットンって聞いたことはありますか?
あまり聞きなれない言葉ですよね。
僕も聞いたのは、最近の話で、リサイクルポリエステルや、リサイクルウールは聞いたことがありましたが、リサイクルコットンってあまり聞いたことがないな~。
そんなことを思っているときに出会ったのが、とある糸屋さんの初めた、「彩生」という、コットンの反毛。
※反毛とは、不要になった繊維(衣料、糸、布地)などを機械を使って、もう一度わたに戻すこと。
「彩生」は、その反毛したワタを”糸”に戻してくれるサービスなんです!!!
僕たちの工場で出た、繊維ゴミ、例えば、残糸や不良になったリボンなどです、リボン製造には様々な場面で繊維のゴミがどうしても出てきてしまいます。
僕たちは、それらのゴミがいつも、もったいないな~、と思いながら捨てるしかなかった訳ですが、「ごみを糸に戻すことができれば、またその糸でリボンが織れる!」そう思いついたときには、頭にビビっと電気が走るような感動にも似た感情が湧いてきました。
だって、ゴミがゴミじゃなくなるんですよ!
という事で、さっそく、工場のゴミ箱を増やして、「リサイクルできるゴミ」と「できないゴミ」を分別することに。
分別し始めた気が付いたことは、「やっぱり分別ってめんどくさい。。。」。
分別することで普段使わない時間と場所を使ってしまいます。。。
どう分別する必要があるかというと、主に汚れや織不良による織クズなどの織り上がったリボンと、リボンを織る準備工程の前後に発生する糸状態の繊維クズです。
それを、天然繊維(綿や麻など)とポリエステルスパンに分けるので、ゴミ箱を四つ並べて分別します。
今までは、何も考えず、くるくるポイっ、だったのが、毎回捨てる前に、これは綿のリボン、これはポリエステルスパンの糸、など、分別が必要になります。
でも、これは今までが楽をしすぎていただけで、分別することがこれからのスタンダードだ、と考えて、これはやっていこうと腹をくくりました^^;
(現場のみんな、ごめんなさい。けど頑張ろう^^)
という事で昨年から、私たちのリボン工場ではそんなことをしています。
次は、その繊維クズを反毛してできた糸を紹介できるかな。
工場長
続編↓
Note15 ゴミをリボンに変えるプロジェクトⅡ「分別してみて考える、これからのモノづくりの形」
追伸
前回紹介した息子が4か月になり、もう少しで首が座り寝返りをしそうな時期です。
長女の時にもそうですが、僕は、子供の首が座る瞬間に寂しさを感じます。
成長したってことで喜ばしい事ですが、同時に、首の座っていない娘や息子に一生会えないと思うと、それが寂しくて。。。
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